USP(宇都宮スポーツプラザ)の駐車場に在った
ランス・セスナ172P
R/Cessna 172P

(USPは宇都宮の東 ノゴヤの交差点先 栃木ヘリポートとの中間)
この機体見て 「あっ!ルスト君の!」ってわかっちゃったら凄い!。

そうなんです まだロシアが ソ連と呼ばれていた頃、
当時、西ドイツの一青年パイロット ルスト氏が起こした ある事件に使われた機体です
そう、当時大韓航空機を スパイ容疑で北極圏の基地に強行着陸させるなど
精鋭の防空システムを持っていた あのソビエト・・
1987年5月28日その下を どの様なルートで飛んだかは知りませんが、
こともあろうに、なんと 首都モスクワの「赤の広場」に 見事着陸させてしまったのです。
ルスト氏は当然逮捕 機体も没収・・・・.
この事件でソ連の国防は傷つき 責任者の首が挿げ変わる大事件だったのです。
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その後、政治的駆け引きか ルスト氏と機体は開放され本国に戻ります。
それから暫くして 経済的理由からか所持していた飛行クラブが手放し、
それを 日本在住のイラン人?が、落札し 暫くは 倉庫に分解保管されていました。
その後 どうゆうルートか知りませんが ここに展示されました。
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いまこの近辺は 新しい道路や建物が 建ち始め様相が変わりつつあります。
そう云う意味で 非常に価値ある機体です。



メーカー 仏国ランス社  型式 ランス・セスナ式172Pスカイホーク
登録 D−ECJB (F172-2087) 1981.4 - 1988
    この登録記号は2番目で 現在はDRoban.400/180が使用中
翼幅  10.92m  全長 8.20m  全備重量 1043kg
エンジン ライカミング O‐320 160hp
乗員/客 1人/3人
その他
 

 (ちなみにUSP従業員が定期的に 水洗いをしていたそうです)

2008年6月3日付け下野新聞3頁に ドイツ博物館から引き合いが
在ったという記事が載っていました。 故郷に戻れるといいですね!

20070520一部追記
20080603一部追記

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