県東部馬頭に在る
富士/Bell 204B
(JA9086番号訂正 2004/01/06)


JA3033

テールブームにはバッケージルームがあります。(テールブームの四角い穴)
全体に偉く煤けているのは 排気と塗料(ラッカー系?)の省と思われます。

しかしまた 恐ろしいまでに 部品取りされてますね・・・

胴体脇には乗客?乗り降り様のステップが付いてます。
パイロットはスキッド前端の「くの字」の金物がステップです。
どちらも アルミ(マグネ系じゃなかった?)鋳物で出来てます。


テールフィンには ドライブシャフトはおろか90度ギアボックスも42度ギアボックスもありません(TT)
たぶん、電装も居ないかも知れませんね・・・航法灯?も無い!

この「ひげ」の様に後ろにのびた棒(クロモリ製)は 「スティンガー」とも言うらしい。
その意味合いは
ヒューイライダーのHuey-MさんのH.P
この中のコラム「日本ヘリ業界様」の「その11」に出ています。




JA9036

カーゴドアは両側とも無く操縦席は 機長側(ヘリは右側)の正面風防、下面風防、クルードアも無い・・
 

こちらはバッケージドア(テールブームの「航洋」と書いてある蓋)がちゃんと付いてますね!
この バッケージドア 現在の205A、B,212,412よりは ちょっと小さい様に思います。

DC(ワシントンDCではなく ダイナミックコンポーネントの略)のカバーと言うかドアが無い!
もちろん そこには そのDCこと 1100psをローターに伝える大きなギアの器も無い・・・。

しかし こうして見ると

露出している防火壁(丸い穴の開いている壁)から後ろがT53エンジンが入っていた訳です。
エンジンの部分がテールブームまで掛かっているのがわかりますね。
その下 メッシュの丸い穴 HU−1Bはテールブーム下にありますが
204Bはこちら側の此処についています。

205シリーズと違い キャビン後方隔壁は平らです。座席の座面が上げられてます。
この壁の後ろが燃料タンクです。・・・給油穴が外れてますね・・・。


JA9077

通り側へJA9086と仲良く2機寄り添って 並んでいます。



何故か カーゴドアの非常ドアが 別の機体のモノが付いています。
緊急時
カーゴドアが開かなくなってしまった際に この色違いの部分を開けて脱出します。


カーゴドアは
胴体側に ローラーが付いていて 後方にスライドして開きます。

陸自HU−1Bとはタイプが異なります。
HU-1Bは 非常時に ガラスの部分がフレームごと外れる様になってます。

胴体下面 9077の文字の後ろ 大きな穴が開いてますね。
此処には4000ポンドもの重量物を吊り下げられるスリング・フックが付いてました。

こちらはDCカバー(ミッションドア?)もエンジンカウルもありますね!
しかも 燃料タンクも付いている!”?*&%


JA9086

この機体は コ・パイロット側(左側)クルードアがありませんでした。
この4機の中では 1番新しい塗装がされてます。

パイロットのシート・・・一皮剥けてしまいましたが(〜〜)
座席後ろ側に後席客用?衝撃吸収マットが付いています。
何せこの機体は操縦席は金属製のしっかりした座席ですが
キャビンに搭載される椅子はパイプフレームの簡単な?椅子なのです。
いえいえ 簡単とは言っても 簡単には壊れない代物です。(^^)


よく見ますと下面側の風防 僅かに膨らんでいるんです。・・・わかりますか?
最大で1inあるか無いか位ですが それだけでも 視界を広げるそうです。
この手の風防ガラスは 紫外線に弱いのでしょうか・・・
実によその展示機でも 割れている機体を 見受けます。


胴体下に置いてあるのは ヘリコプターのブレードですが はて?何の機体のモノなのか・・・?
いえ たしかに204のモノも在るのですがぁ・・・・
これらのブレードは 金属接着モノなので 500飛行時間とか賞味期限?があります
安全飛行の為の消耗品なのです。

ところが最近の複合材ブレードには
値段は高いのですが その機体と同じ時間使えてしまう優れものもあります。


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