三田式三型改 JA2103
オーナーのご好意により掲載
(2007.8.18)

(オーナー提供アルバム)
古い飛行機は アルバムの中で生きている物だと思った

しかし

それを 個人が 大切に保管する・・普通に出来る事ではない

ここに その機体は居る

暗い部屋で埃まみれになっている訳ではない
塵1つ無い

ソファーと観葉植物と同じ? いえ 少なくとも オーナーには
他の何より 自分にテンションを与えてくれる物なのかも知れない
それは オーナーにしか分かりません・・・




訓練生が前に乗り 教官が後に

前席はF−16の様に寝ているのに後席結構立っている
前席の両側カバーの中には教官殿の足フットペダルが

後席の計器は2個?がフレームの上に乗っている
後はキャノピー開け閉めのゴムバンドだけ

よって飛行中はこうなる

(宇大JA2099の例)

言葉もコブシも届く・・・)'o'(

座席にヘッドレストは無い
飛行中 サーマルを見つけると それはもう 戦闘機のドックファイト
他の機(正確には上位高度)を見失ったら とても危険な状態になる
狭いサーマル(上昇気流)の中では60度バンクで頭を上げたままも
在るそうです・・・左捻り込み・・・?

胴体は クロモリ鋼管の溶接組立て 航空ベニヤで造形され羽布が被う
機首や主翼 垂直の付け根はFRP それより 高価な一体型キャノピー
当時の価格でも30万?とか・・・今じゃ100万越えるなぁ・・・


A:主翼取付金具は4箇所
B:エルロン作動連結金具は左右に首を振る
S:スポイラー作動ロッドは上下に動く
下の写真の中央翼の文字右のところに其々入る


ガッチリ組まれている木製布張り主翼は三分割
翼端の車輪 や エルロンのマスバランス興味が
尽きません なんと厚い翼断面なのでしょう
捻り下げも結構在りますね・・・。


誇らしげに書き込まれた レジスターの末尾2桁
さらに興味深いのは尾ソリ や ラダ-のバランス


この機体が かつて 東海大学で 
大空の夢を具現化する為に 使われていた証・・・・



(オーナー様提供写真)
あの頃、飛んでいたんだ・・確実に・・・夢を載せて




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