海上自衛隊下総航空基地の彼女


ビーチクラフト   B-65 双発練習機
(205  6718  B-65 LC-229)

昭和37年から SNBの後継機として採用した。
B-65
双発 練習機
(一部連絡機として使われたと聞く)
翼幅  13.98m
全長  10.16m
全備重量 3.493kg
エンジン ライカミング IGSO−480−A1B6
空冷水平対向 6気筒340hp 2基
乗員  2/8名
 クイーンエア
この機体は 205教育航空隊に所属したようです。 
双発機による計器飛行も含めた教育に202教育飛行隊に配備 
昭和38年から昭和47年まで宇都宮で展開 
朝の暖気運転から始まって夜間飛行まで数々の訓練をこなし 
この間、事故0を記録して徳島に移って行きました。
民間機としても 65シリーズで 広く使われていました。




元々ツインボナンザと18シリーズの混血児
良いとこだけ 受け継いで この後に続く新しいシリーズのベースになっている。
ダウンスラストついたエンジン 独特の形をしたエンジンカウル
径の大きい3枚ペラは 地上クリアランスが少なめ


水平対向空冷6気筒エンジン・・・ポルシェ・・ではないです。
ツインボナンザゆずりの 独特のカウリング形状をしていますね。


上半角の付いた水平?尾翼
垂直尾翼は後退角の無いツインボナンザゆずり
てっぺんのアンチコリジョンライトが誇らしげ
その後ろの これまたツインボナンザゆずりのマスバランス
ビーチ社独特の凹ビード外板


 
フラップは内外の2分割 独特の平面形ゆえ・・・

 
美しいノーズギア 大きなシミーダンパー?
(展示機の為 引き込み防止の当て板が付いてました。)



内向きに取り付けられた主脚
3.5トンの機体を 時速130KM以上で支える。
引き込んでも1/3位タイヤが出ている 万が一に備えての対策か・・


主脚ベイ
主脚は前方に上がり 真中の主桁を跨いでUPロックされる。

余談ですが 昔、この機体と同型機が宇都宮の空を毎日の様に飛んでました。
ラジアルでは在りませんが レシプロの力強いサウンドを残して・・・。
物心付いた時から毎日見上げていたこの機体、

実は 初めて空を飛んだのが 202教育航空隊の
尾翼に後退角の付いたB-65でした。
・・・もちろん体験搭乗・・中学生だったかな?
宇都宮を離陸して 石橋上空を右へ、壬生から鹿沼をへて
真東へ岡本付近から4号線を南下して着陸

おおよそ15分程度 いやーー空を飛ぶ・・・いいですねぇ!



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