2004年12月11日
さきたま T−1B



埼玉と書いて「さきたま」と読む
目の前を 武蔵野用水の豊かな水が流れ その向こうには
「さきたま古墳群」がある ここ埼玉スバル「さきたまガーデン」

今年2004年夏 この地に 浜松より1機のジェット機が運ばれました。

T−1B 35−5870

 
パンフレット(これが なかなか良く調べてあります)によりますと
 
初飛行は 1963年6月 その後 芦屋の第13飛行教育団へ
そこで37年間 航空学生の訓練に供され
 
2000年からは浜松第1術科学校に籍を置き
小牧基地の第5術科学校の支援に
 
2003年9月に 天寿6000飛行時間を達成し
飛行任務を 終えました。


1963年って ちょっとWeb上で調べたら
手塚治虫氏の「鉄腕アトム」がテレビ放映
・・・この頃 まだ 我が家にはテレビは無かった。
J.Fケネディ暗殺や力道山刺殺もあった・・・
けど、大鵬、史上初の六場所連続優勝は その後
我が家にテレビが納入される キッカケとなった
(婆様強し・・・)
でも レコード大賞は「こんにちわ 赤ちゃん」

国内は 地方道路整備が進んみつつあった時代
地方国道とて 砂利道は 立派な道の時代
♪み あ〜〜げてご覧 ぃ夜の〜ほ〜し よ〜♪


この頃の テレビって、布がかけられて いませんでしたか?



おっと わき道に逸れてしまいましたが
この機体は 防衛庁(航空自衛隊)より借用している訳です。
 

 
車輪は ご覧の様に 固定され 脚収納部は蓋をされてます。
 
鳥の巣対策もありますが 自衛隊側で セットしてくれたそうです。
 

 
見学者は 大人ばかりではなく やはり 怪我を心配されてました。
(飛行機に近づくと子供に変身する大人も含めて・・?)
  
此処に展示されてから まだ間が無いのですが
それでも 管理には 気を使っていますね 美しいのは 定期的に
水洗いをしているからなのですね。
 
いろいろなワックスや 汚れ防止策を 試験している様ですが
 水垢と 蛍光塗料の日焼けだけは 如何とも・・・



建物の中にもいろいろな飛行機資料が盛り沢山です。

・・・勉強になりますよ!

FA300用エンジンもプロペラも・・・
 

 
T−1という飛行機
 
1社で機体からエンジンまで 作り上げる計画だった・・・
が、納期までの 期間も無い 戦時中築き上げた力も
空白の7年間は大きかった
 
まして ジェットエンジンは お金も手間もかかる・・・
 
埼玉県 大宮市で 1952年から 開発がはじまり
作られた 「JO−1」
 
此処には その貴重な写真が 展示されていました。
 
でも 考えてください、
 
いくら 参考にジェットエンジンを 見せてもらっても
短期間で 実機に搭載できるエンジンを作る事は
あまりにも リスクが大きい
 
結果
 
複数の企業からなる 日本ジェットエンジン(株)が創設
これを引き継ぎ

さらに 石川島に・・・・

そして1960年 J−3 誕生
 
 

これだけの 資料 調べるだけでも 大変な苦労と

ほんと 感心してしまいます。



当日 親切に案内していただいた 小泉様
この場を借りて 感謝申し上げます。



見学や詳細は 下記HPに お問い合わせ下さい。
http://www.saitama-subaru.co.jp/t-1/index.html
SAITAMA SUBARU
さきたま ガーデン


旅の空のした


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